JETSON NANO セットアップ:ハード編

JETSON NANO セットアップ:ハード編

概要



眠っていたJETSON NANO をセットアップしたのですが、手順は簡単でも、
最小の構成ではあまりイケていなかったので(形から入るタイプ)
手軽かつ、実用的な範囲の構成でセットアップした手順をまとめました。
基本的にはNVIDIA公式ページに書かれている手順プラスα な内容です。

やること

  • セットアップの構成説明
  • ハードウェアの取り付け

やらないこと

  • Jetsonのセットアップ
    (セットアップ手順は公式ページ
    を参考にしてください。)
  • 詳細な手順説明
  • 用語、部品の説明

1. ) 最小構成

JETSON NANO を購入しただけでは起動すらできず、電源やmicroSD を買い足して上げる必要があります。
必要最低限のモノと、私が購入時に用意したモノを以下にまとめました。
  1. NVIDIA公式の最小構成
  2. 注意点
  3. 私の構成
  1. JETSON NANO
    NVIDIA の各代理店から購入可能です。
    マクニカさんはAmazon店も
  2. 電源
    後述しますが、私はMicro-USB電源を使用していません。
    ラズパイの電源が使用できるので、既にお持ちの方や、GPUはそこまで使用しない場合はこの電源で問題無いと思います。
    1. Micro-USB (5V⎓2A)
    2. ラズパイの電源など、上記スペックの電源も使用可能だが、ACアダプタであれば4Aまで使用することができる。
    3. ACアダプタ(後述)
  3. microSD カード
    Docker や 機械学習モデルを ゴニョゴニョしていると、64GB では不安かなと思ったのと、
    比較的安かったので128GBにしました。
    1. 16GB UHS-1
    2. SDカードの規格はとても多いので、推奨されているUHS-1以下を意図せず選ばないよう注意
      また、OSだけで13GBほど使用しているようなので、16GBだとかなりギリギリ
    3. Transcend microSDカード 128GB UHS-I U3 Class10
  4. キーボード + マウス
    特に注意書きはありませんが、有線接続できるものが無難と思います。(私の無線マウスは動きました)
    1. 特になし
    2. USB有線接続が無難
    3. 家にあったキーボードマウス
  5. ディスプレイ + 接続のためのケーブル
    1. HDMI 又は DisplayPort 接続できるもの
    2. 特になし
    3. 自宅にころがっていたHDMIケーブルと、ディスプレイ

2. )お手軽追加構成(やったこと)

  1. ケース
    基盤むき出し&机に直置きでは何かと不安なので、アクリルケースに入れました。
    JetsonNanoが入っていた箱に簡易台座もありましたが、場所も取る(カタチから入る)ので
  2. 冷却ファン
    他Jetsonシリーズは、学習や推論をさせるとかなりの高音になるので、Nanoにも冷却用ファンを用意しました。
    ケースを買った時に付属していたファンは風が弱かったのと、PWM制御ができるのでNoctuaのファンを新しく購入。
  3. ACアダプタ
    こちらも機械学習用途で、マシンパワーを最大限しようしたかったため、USBではなくACアダプタを用意。
    ACアダプタから電源を取るには、ジャンパピンで↓のJ48をショートさせてあげましょう。

  4. 無線LANアダプタ
    有線だと取り回しが悪いので、無線化しました。
    本当はm.2のwifiモジュールを入れたかったのですが、安いのと、現状必要性があまりないのでTP-Link TL-WN725Nを使用しています。

3. ) +できたらやりたい追加(やれていないこと)

  1. 起動スイッチ
    JetsonNano は Button header ピンがあるので、電源スイッチを設置可能です。
    ケーブルの抜き差しで電源ON OFFをするのはかっこ悪いので、電源ボタンを追加したい。
  2. wifiモジュール
    現状はUSB端子を1つ消費しているので、m.2の無線LANモジュールに移行したい。
    なぜなら、アンテナがかっこいいから()

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